Q.LP
LP制作を依頼するとき、何を準備して渡せばいい?
LP制作を依頼するときに準備するのは、LPの目的・誰に向けるか・どこから人を集めるか・購入条件という前提と、それを裏づける商品資料・顧客の声・実績の根拠・写真などの素材です。あわせて、構成・原稿・デザインなどをどこまで自社で担い、どこから任せるかと、誰が何を基準に確認するかを決めて伝えます。すべてを完成させてから依頼する必要はありません。決まっていないことは「未定」と伝え、整理や調査から依頼することもできます。
LPの目的と、前提になる条件を決める
制作先が構成や原稿を考えるときの土台になるのは、次の4つです。
- 目的:LPで何をしてもらいたいか。単品の購入、お試し商品の申込み、定期購入の申込み、資料請求などで、置く情報や申込みまでの流れが変わります。成果として何を数えるか、目標の件数があればそれも伝えます。
- 誰に向けるか:新しいお客様か、すでに購入したことのある人か。実際に買っている人の年代や購入のきっかけ、よく届く問い合わせが分かれば、想定するお客様像より具体的な材料になります。
- どこから人を集めるか:検索広告、SNS広告、記事広告、メールなど、どこから来る人に読ませるかで、LPに着いた時点で相手が知っていることが違います。広告で何を打ち出す予定かも伝えます。広告とLPの内容がずれると、クリックされても購入につながりにくくなります(「広告はクリックされるのに売れないのはなぜ?」)。
- 購入条件:価格、初回の価格、定期購入の条件(回数の条件、解約・休止の方法)、送料、支払い方法、特典の期間です。LPにそのまま載る情報なので、確定した内容を担当者から出します。
「なぜこの商品が選ばれるのか」まで言葉にできていなくても依頼はできます。その場合は、手元にある材料(顧客の声、問い合わせ、購入しなかった理由など)を渡し、訴求の整理を依頼の範囲に含めるか相談します。
判断の材料と素材を集める
LPに何を載せられるかは、依頼する側が渡す材料に左右されます。制作先は商品や顧客について、依頼する側ほど知りません。
- 商品の資料:特徴、成分や仕様、使い方、使う期間の目安、ほかの商品との違い。社内向けの資料でもかまいません。
- 顧客の声・レビュー:どこで集めたものか、LPに載せてよい許可があるか。言い回しを整えるときに、内容を変えない範囲も決めておきます。
- 実績や数字:販売数や満足度などを載せたい場合は、集計した期間・対象・方法が分かる資料を一緒に用意します。載せてよいかを社内で確認できていないものは、その旨を伝えます。
- 素材:商品写真、ロゴ、ブランドとしての決まり(色、書体、使わない言葉)。今の広告やLP、意識している他社の商品があれば参考として渡します。
- お客様の反応:よくある質問、問い合わせの内容、購入しなかった理由や解約の理由など、分かる範囲で。
写真が足りない、顧客の声を集めていない、といった不足があれば、そのまま伝えます。撮影やアンケートを依頼の範囲に含めるか、公開までに用意できないなら載せ方を変えるかを、最初に相談できます。
広告表現や、定期購入の条件の示し方については、薬機法・景品表示法・特定商取引法等の確認が必要です。
どこまで任せるか、担当の範囲を決める
LP制作は、いくつかの作業に分かれます。どこまでを制作先が担うかは、依頼先と契約によって違います。
| 作業 | 依頼する側が担うことの例 | 制作先に依頼できることの例 |
|---|---|---|
| 訴求の整理 | 商品の事実、顧客の情報を出す | 調査・聞き取りをもとに、何を一番に伝えるかの案を出す |
| 構成・原稿 | 事実の確認、表現の可否の判断 | 構成と原稿(コピー)を書く |
| デザイン・素材 | 写真・ロゴ・ブランドの決まりを渡す | デザイン、撮影や画像の手配 |
| 公開の準備 | 公開先のURL、注文の受け付け方法、通知の宛先を決める | ページの組み込み、フォーム、計測タグの設置 |
| 公開後 | 広告の配信、数字の確認 | 数字の分析、修正の提案と対応 |
見積もりや提案を受けたら、作業の名前だけでなく中身を確かめます。原稿は誰が書くのか、修正は何回まで含まれるのか、計測タグの設置は入っているのか、公開後の分析や修正は別の契約か、といった点です。
原稿を任せる場合でも、商品について書かれた事実が正しいか、その表現を載せてよいかは、売り手である自社が確かめます。
誰が何を基準に確認するかを決める
依頼の段階で、確認の進め方も共有します。
- 確認する人:担当者だけで決めるのか、上長、商品担当、法務・薬事の確認が入るのか。途中から確認者が増えると、決まっていた構成や表現を戻すことがあります。
- 判断の基準:構成案やデザインを見るときは、好みより、最初に決めた目的と相手に合っているかで判断します。修正を頼むときは「どこを、なぜ直したいか」を伝えます。「もっと高級感を」だけでは、制作先は何を変えればよいか判断しにくくなります。
- 進め方の条件:公開したい日(広告の開始日から逆算する)、各確認にかけられる日数、連絡の方法、公開後の数字を誰が見るか。
公開後に修正するための予算や時間を残しておくかも、依頼の時点で決めておくと、数字を見たあとの判断が早くなります。
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